前回のブログでも解説した通り、海上自衛隊には1分隊から5分隊まで各役割別に分隊がわかられています。
今回はその中でも1分隊について解説していきます。
1分隊の中には、射撃、射管、魚雷、水測、運用、機雷掃海があり、細分化するとSSMやPHALANX等専門分野に分かれますが、今回は置いときます。
①射撃
業務内容
護衛艦装備の、砲やミサイルの整備又小火器や機関銃の操作を行います。とりあえず弾の出る武器の整備や操作をしていると言ったところです。
向いてる人
あまり深く考えていない人、仲間とワイワイするのが好きな人、体育会系が向いていると思います。主に体を使うことが多いので、体力に自信があって周りのノリに合わせれる人ではないと難しいです。逆に頭を使いたくなかったら、射撃が向いています。射撃も細分化すると頭を使う分野もありますが、大体の人はノリと勢いで仕事してます。
②射撃管制(射管)
業務内容
射撃が整備した砲やミサイルをボタン一つで撃つのが仕事です。射撃に比べ頭を使います。物によっては留学が必要な装備もあるので、アメリカとかにもいけます。射撃と同様小火器や機関銃も撃ったりします。
向いてる人
射撃よりは頭を使うので、表面はおとなしめの人が多い印象、しかし心には猛獣がいて怒ると怖いイメージがあります。ワイワイする時は楽しんで、仕事する時はピシッと切り替えれるONとOFFの切り替えができる人が向いていると思います。
③魚雷
業務内容
魚雷や発射装置の整備が主な任務です。魚雷は対潜水艦の短魚雷や対艦艇の長魚雷、またアスロックランチャー用の魚雷等があります。それらの整備をするわけですが、魚雷は新しいタイプへの更新があまりないので、整備内容が大幅に変わることがないと言われていて、一度覚えたことはずっと使えるようです。
向いてる人
前述のとおり新しく学ぶといったことがあまりないので、同じ作業をずっとし続けられる人が向いてると思います。正直にいって楽なので安定を求める人が多い印象です。性格は射撃よりは大人しめですが、基本はワイワイしてる人が多いですね。
④水測
業務内容
潜水艦を音の反響で探し出すのが主な任務です。また船のスクリューを聴いて艦種を判別したり、位置を特定したりします。音でどっちに行っているかを判断するので、頭も使いますし、音感も必要です。ちなみに魚雷の発射は水測が行います。
向いてる人
計算もできて、絶対音感がある人にはおすすめです。性格はおとなしめの人が多く1分隊ではちょっと浮いてます。船によっては2分隊になったりするので、1.5分隊なんて揶揄されてます。とにかく才能が必要な職種でもあるので、適性検査で適性があったらほとんど水測になります。
⑤運用
業務内容
一言で言うと船のなんでも屋さんです。主に洋上給油や船体整備などで活躍しますが、とにかくなんでもします。船がダメージを受けた時にやる防火、防水や定期的な修理、出入港作業等体を動かす業務が多いです。
向いてる人
体を動かすのが好きな人、頭を使いたくない人、コミュ力がある人です。とにかくなんでもやるので、柔軟性が必要です。またいろんな人と関わるのでコミュ力も最低限あったほうが良いでしょう。性格も明るい人が多い印象です。頭はほとんど使わないので、勉強が苦手な人は向いてます。
⑥機雷掃海
業務内容
主に掃海艇で機雷の掃海作業を行います。陸上の弾薬整備補給所で機雷の調整もします。副マーク(職種)として潜水員をとっている人が多い印象です。
向いてる人
掃海艇は小さな船なので人数も少なくその分乗組員の距離が近いです。そういう狭い人間関係でも大丈夫な人が良いと思います。
いかがだったでしょうか?
私は2分隊だったので、1分隊はあまり詳しくないのですが、船で見てきた印象を書いてみました。
文章の中でわからない単語があったと思いますが、今後そういったものもまとめていこうと思います。
次回は2分隊について解説していきます!