jieitaiのブログ

空自と海自について元中の人の視点で解説してます

海上自衛隊艦艇部隊の楽な職種とは

自衛隊記事第一弾は海上自衛隊(艦艇部隊)の一番楽な職種についてです。

海上自衛隊には、陸上勤務と艦艇勤務があり、陸上の飛行場などで働くか、船に乗って海の上で働くかの違いがあります。

今回は艦艇勤務の場合をピックアップしていきます。

私は航空自衛隊を4年、海上自衛隊を3年経験した元自衛官です。

その経験から感じたことについて記事を書いていきます。

これから海自に入ろうとしている方にはぜひ読んでほしいです。

 

結論から言うと、楽な職種は2分隊の電子整備(ET)です。

 

理由として、そもそも電子整備とはどんな業務をしているかというと、名前の通り機材の保守整備です。つまり壊れた時しか働かないということです。

逆に壊れまくったら忙しくなりますが、そうなることはめったにありません。

また「2分隊」というのが肝になっています。

海自には1分隊から5分隊まで、分隊が分かれていてそれぞれ

1分隊・・・砲雷

2分隊・・・船務、航海

3分隊・・・機関

4分隊・・・補給

5分隊・・・飛行

となっています。

1分隊特有の仕事として甲板作業があります。

甲板作業とは、出入港の際にもやい作業(ロープ等で船を固定したりすること)や甲板(船の露出部分)の掃除、洋上給油作業のことです。

これが肉体労働なので結構きついです。

1分隊になるともれなくこの作業がついてくるので、2分隊というのが良いのです。

当然人によって感じ方は変わってきますが、めんどくさい作業はないほうが良いですよね。

 

しかし2分隊の電子整備にも大変なところもあります。

業務内容は電子整備なので覚えることがたくさんあります。専門的な知識が必要なのである程度勉強しないといけません。

また定期的にある船の修理期間に入ったら、とても忙しくなります。

 

まとめると

2分隊の電子整備(ET)のメリットとして

①機械が壊れない限り業務が忙しくならない

②甲板作業がない

デメリットとして

①専門的な勉強をする必要がある(どの職種も同じだが)

②船の修理期間に入ったら、忙しくなる

 

いかがでしたでしょうか?

職種によって良し悪しは変わりますが、その中でも比較的楽な職種というのは存在します。うまく立ち回り自衛隊ライフを楽しんでいただけると幸いです。

このようなかんじで、今後も海上自衛隊航空自衛隊に関する記事を書いていくので、よろしくお願いします。

次回は海上自衛隊分隊別に解説していこうと思います。